1996

23期
キャプテン 石垣 望
バイスキャプテン 杉村 淳一 / 脇田 大輔 / 梶原 善一
マネージャー
菊池真衣美 / 福富貴子

「創部初の2部優勝、1部入替え戦へ」

小野監督率いるコーチ陣を中心に充実したスタッフ陣の熱い指導のもと、前々年(21期)は2部昇格を果たし、前年(22期)は2部リーグで大健闘の結果4位、リーグ改編(4ブロック制28校→2ブロック制18校)でギリギリの2部残留となった。

我々(23期)のスタートは、先輩達の築き上げてきた常勝ブルーライオンズの勢いを引き継いでの立ち上がりであったと思う。

Offenceは、キャプテン石垣、脇田ら4年生ラインを中心にスピード感あるIフォーメーションからの攻撃を柱としたチーム造りをしたが、何といっても箕面自由学園高校から入部してきたエースQB寺田が3年生になり、かつWR陣も面白いメンツが揃いショットガンのゲーム展開も充実、ラン・パスのバランスが取れたチームであった。

Defenseは、梶原、礒崎ら4年生と3年生のLB・DB陣主体となるチームであった。

全体として体格は小柄ながらスピードはあったと思う。

『セカンドエフォート』を意識して全員でタックルするチーム造りをした。

【オープン戦】

全体で10試合7勝3敗。

オープン戦初戦の桜美林大戦はQB梶原のスピード感あるオプション攻撃で押しも押されぬゲーム展開をするものの結果は惜敗となった。しかしながら自分達のチームの弱点と強みを確認できたいいスタートとなった。

関西遠征での大阪産業大戦や一橋大戦、法政大戦、早稲田大戦においてもトリプルオプションからのRB杉村、吉田、栗若のラン攻撃を中心にWR大山、松井、親川らも攻撃を盛り上げ、ランク上位のチームと互角のゲームを戦い切った。

最終戦、近年猛烈な勢いでチーム力を上げ、かつ我々の宿敵ともいえる山梨学院大戦。

何としても勝利を勝ち取るとの思いで猛練習を行い走り負けしないスピード力、またメンタル面の強化を成し遂げ、数年負け続けていた相手に初勝利を挙げた。小野監督が『お前らよくやった』と満面の笑顔で褒めてくれた忘れられない戦いになった。

【2部Aブロック】

常勝ブルーライオンズも激戦必須のリーグ戦開始。

授業もままならず昼夜関係なく毎晩遅くまで、ビデオが擦り切れるくらいスカウティングルームでミーティング。からの『萬友亭』で飯。(最高に楽しかったw)

防衛大、東経大、千葉大、武蔵工大に対してはゲーム展開を創価大がコントロールできたため無難に勝利できたが、拓殖大、東洋大についてはシーソーゲームで最後まで勝敗はわからないような展開であったが数少ないチャンスを創価大がしっかり得点に繋げられ勝利できた。

唯一、城西大に対してはショットガンがうまく機能せず、Defenseもミスから失点を許し惜しくも敗戦となった。結果として7戦6勝1敗で創部初の2部リーグ優勝を成し遂げた。

【入替戦】

筑波大戦、いよいよ1部リーグへの挑戦。意気揚々と万全の準備をして戦場へ。

敵に対してはメンツの体格差はそれほど気にならなかったし、特別に警戒するプレーもなかったが、全体的にスピードがあった。

なかなかOffenseが攻め込めず、ずるずるとDefenseが攻め込まれて得点を重ねられた。決して勝てない相手ではなかったと思うが、総合的にチームとして一歩及ばなかった感じ。

川崎球場で夜空を見上げながら皆が男泣きした。4年間のフットボール人生に一片の後悔なし。

1996年 オープン戦
日付 対戦相手 結果 勝敗
4/7 桜美林大学 14-28
4/21 玉川大学 53-12
4/28 杏林大学 71-0
5/4 大阪芸術大学 55−0
5/6 大阪産業大学 9−17
5/19 一橋大学 11−8
6/2 法政大学 6−39
6/9 早稲田大学 13−7
6/16 東京農工大学 35−14
6/23 山梨学院大学 20−13
1996年 秋季リーグ戦<2部リーグ>
日付 対戦相手 結果 勝敗
9/1 防衛大学 40-12
9/16 東京経済大学 41-0
9/23 城西大学 7-14
10/13 拓殖大学 21-14
11/3 東洋大学 14−2
11/17 千葉大学 41−12
11/24 武蔵工業大学 46−19
2部Aブロック優勝
1996年 入替戦 / 1部-2部
日付 対戦相手 結果 勝敗
12/14 筑波大学 0-20