2008

35期
キャプテン 松嵜 優太
バイスキャプテン 塩沢 優/繁田 陽/山本 秀幸
チーフ 島田 幸奈

前年度入替戦で三部降格となり、再出発となった2008年。

35期執行は人数が少なかったが、下級生の頃から試合に出ていた者は多く、近年では珍しく2プラトンを組むこともできる年であった。

2部復帰を目標にもう一度基本を見つめ直そうと「fundamental」をテーマに掲げて、春季シーズンを始めた。

オフェンスはコーディネーター並びにQBの交代もあり、プレイの構築に時間がかかった。

ディフェンスにしても前年度の反省を受けて隊形やプレーコールの変更があり、実戦に向けて戦術の作戦が滞った。そのため春季の練習もパート練習が多く、実戦形式の練習になかなか踏み込めず、もどかしい日々が続いた。

オープン戦でも、その流れは変わらず、関西遠征での滋賀大学戦は完封負け、その1週間後の千葉大学戦も先制タッチダウンを許す。最終Qにタッチダウンを奪うもTFP失敗による、一点差の敗戦。

試合後に観戦に来ていらっしゃった小野総監督(当時は引退)の「なぜ2ポイントを狙って勝ちにいかなかったのか!?」との檄も今となっては懐かしい。

その後のミーティングは振り返るのも憚られるほど悲痛なものであった。

涙する宿里監督、コーチ陣の叱責、リーグ戦で戦うICUの快勝の情報などかつてないほど深刻なチーム状況であったのを覚えている。その日の夜に新歓コンパを行ったのだが、何を食べても飲んでも味がしなかった。

残るオープン戦は1試合。何よりも勝ちたい試合であったが、離脱者も多く不安なまま東京農工大学戦を迎えた。雨の第一グラウンドでコンディションの悪い中での試合であったが、何とか勝利をおさめた。

厳しい夏季練習を終えてのシーズン戦は初戦から連勝を重ねることができた。ただ、相手に先制を許したり、僅かな点差での辛勝であったりと決して順風満帆な試合運びではなかった。

何よりも最終戦であたるICUの好調さが気になっていた。

そして迎えた、勝てば優勝の最終戦のICU戦、試合会場は創価大学第1グラウンドであった。

一進一退の攻防で推移していたのだが、ゴール前でのファンブルや2回のインターセプトリターンタッチダウンを奪われるなど、自滅ともいえる試合展開であった。最後に事前に準備したスペシャルプレーでタッチダウンを決めることができたが時すでに遅し。4勝1敗の順列2位でシーズンを終えた。

3部降格となり、チーム全体のムードも決して良いとは言えないなかでも前向きに取り組ん

で戦うことができたシーズンであった。何よりも下級生の直向きさや、OB OGの皆様に支

えられて戦うことができた一年であった。

2008年 オープン戦
日付 対戦相手 結果 勝敗
5/6 滋賀大学 0-3
5/18 千葉大学 6-7
6/29 東京農工大学 21-16
9/14 北里大学 0-7
2008年 秋季リーグ戦<3部リーグ>
日付 対戦相手 結果 勝敗
9/27 流通経済大学 40-7
10/13 杏林大学 21-6
10/25 産業能率大学 14-13
11/9 電気通信大学 24-6
11/23 国際基督教大学 14-31