真面目で優しいが控えめで個性がない、チームを引っ張っていく感じではない。
私達は入部当時から目立とうとするよりは、和を乱さず自分のこと、言われたことを粛々とこなす性質で、自他共に認める無味乾燥の状態から執行を始動しました。そんな私達も4年生になるまでは2部との入替戦はおろか、優勝とも縁がなかった為、勝つことが最大の望みでした。幸いなことに、勢いに乗ったら手が付けられない41期以下多数の下級生がおり、その勢いを作り出すピースがあれば望みを叶えられると考えました。その為にまず、私達が内に秘めたものを爆発させ、周囲へ波及する様な勢いを作り出すとの決意を込めてテーマを“爆発”という意味の「BLAST」と掲げました。当初、私達の優しく控え目な点が、チームに不安をもたらすこともありましたが、困難、挫折、葛藤、軋轢が生じる度に逃げることなく向き合い、時には内外へ各自が出来る限りの働きかけ(表現)を続けたことで、不思議と周囲も動き始めました。(創青会設立構想、創部40周年記念行事、創立者との出会い)それは、私達が小さな爆発を起こし続けたことで、最終的にチームへ大きな勢い(爆発)を生むことが出来たと思っています。結果として40期ブルーライオンズは、小野総監督、宿里監督、角さん、優秀なコーチ陣、3部屈指のMGと共に、大型DLと機動力のあるLB、DBを特徴としたディフェンス陣と、強力なRBを中心としたプレースピードの速いラン(と時々パス)が武器のオフェンス陣が一丸となり、リーグ戦全勝優勝を果たすことができました。入替戦では、慈愛溢れる40期特有の「詰めの甘さ」が露呈してしまい残留となりましたが、その悔しさと反省とたまの後輩からのお世辞を糧に、全メンバーが現在社会で奮闘しており、出来る限り部への恩返しと後輩達への支援をすべく取り組んでいます。