2017
44期 | |
キャプテン | 國近 壮 |
バイスキャプテン | 浅井 義光/川合 拓哉/望月 聖斗 |
チーフ | 田口 裕美 |
強烈なメンバーがそろった41期の熱烈な勧誘により、44期はプレイヤー、マネージャーともに多くのメンバーが入部。その年、41期は3部Aブロックリーグ戦を全勝優勝し、2部昇格をかけた入れ替え戦の景色を見せてくれた。しかし2部への壁は想像以上に厚く、負けるはずがないと思っていた41期でも勝てなかった。そして、必ずこの場所に戻り、次こそは入れ替え戦で勝つことを誓った。
翌年、リーグ戦全敗。心のどこかにあった「負けるはずがない」という前年の強さ故の根拠のない自信が完全に打ち砕かれた。エリアリーグとの入れ替え戦には勝ったものの、試合で勝つことの難しさを痛いほど味わう年となった。
3年次。本来であれば44期がチームの中核になるべきであったが、チームを離れようとする者が続出。期としてまとまらず43期執行にたくさんの迷惑をかけてしまった。リーグ戦では2年ぶりに勝利を収めることができたが、2部との入れ替え戦までの道のりはまだまだ遠かった。
そしてついに44期執行に。大多数のメンバーが一度はチームから離脱した経験のある不安定な代であったが、「自分たちの代で2部に上がりたい」という思いから、いつの間にか期として団結していた。
目標「2部昇格」、テーマ「本気」を掲げて44代ブルーライオンズがスタートした。
極端なメンバーが多かったこともあり、練習は当然として、勧誘、BBQ、晩飯の店選びなど、何事にも本気で取り組んだ。また、44期は、学友会・学生課との関係改善を図ってビクトリーグラウンドでの練習許可をもらったり、スポーツ科学の視点からラントレやウエイトトレーニングを改良したりするなど、たくさんの新しいことに取り組んだ。すべては2部昇格のために、とにかく必死だった。
9月3日、リーグ戦の前哨戦として臨んだICU(国際基督教大学)とのオープン戦。これまで積み上げてきた自分たちのフットボールをぶつけたが、結果は惨敗。本当に悔しかった。しかし、この敗北を転機にリーグ戦初戦までの残り1か月、できること全てをやり切ろうと肚が決まった。リーグ戦直前まで走って走って走り抜いた。
迎えたリーグ戦初戦、9月30日の横浜市立大学戦。第3Qを終えた時点で、TDを1本も奪えず、FGによる得点のみで6-14。第4Q追いつきたい創価大と逃げ切りたい横市大の両チームに焦りが見え、ファンブルによる攻守交替が続く。しかし、創価大は誰一人として勝つことを諦めていなかった。ディフェンスが敵陣でボールを奪うと、ランプレーで少しずつゲインを重ね、ようやくTDを奪い12-14。2ポイントコンバージョンは失敗するが、ディフェンスが完璧な3アンドアウトでオフェンスにつなぐ。試合時間残り18秒、ボールオン敵陣49yd、4ダウン残り10yd、QB山﨑からWR阿部に40ydのロングパスが通り、そのままTD。18-14で接戦を制し、2部昇格への望みをつないだ。
この勝利を皮切りに、リーグ1位の東京農工大を16-0と完封勝利。続く第3戦も、格下の茨城大を20-6と危なげなく撃破。どちらも悪天候を味方につけた勝利であった。
3連勝で迎えた第4戦の東京外国語大戦。勝てば入れ替え戦出場がぐっと近づく。前半を14-0とリードして折り返したものの、変則的な外語大オフェンスにアジャストできず、第3、4Qでそれぞれ失点を許し同点。試合時間残り14秒、創価大のFGが決まり何とか逃げ切った。この後の試合で2位につける東京理科大が今季2回目の引き分けとなり、最終戦を待たずに創価大の入れ替え戦出場が決まった。
最終戦の東京理科大は創価大が苦手とするアスリート集団。23-28と善戦したものの、怪我による主力の離脱などもあり一歩及ばず。しかし、入れ替え戦に向けて収穫の多い試合となった。
12月16日、2部との入れ替え戦。相手は関東学院大。1年生の時に見たこの舞台にようやく戻ってきた。徹底的にスカウティングをして試合に臨んだが、やはり2部は強い。ランが止まらず、第1Qから簡単に失点を許してしまった。第2QでTDを取り返すも、ランとパスを織り交ぜた着実な相手オフェンスを止められず前半終了時点で7-20。しかし、後半はディフェンスが奮闘し相手を完封し、創価大オフェンスもこれまでにないほど力強いドライブを続ける。第3QでTDを奪い、1ポゼッション差まで詰め寄るが、あと1本が遠い。1年間、この日のこの瞬間のために全てを捧げてきたが、それでも2部に通じるゴールラインには届かなかった。14-20で敗北。44代ブルーライオンズの1年間が終わった。自分たちの努力が正しかったと証明することはできなかった。
44期は決してフットボールが上手な代ではなかったが、監督・コーチ陣、頼もしい後輩など、多くの人にささえられ入れ替え戦という大舞台までくることができた。感謝してもしきれない。後輩たちがこの舞台にもう一度立ち、次こそは入れ替え戦で勝利し、悲願の2部昇格を果たしてくれることを期待したい。
2017年 オープン戦 | |||
日付 | 対戦相手 | 結果 | 勝敗 |
5/14 | 芝浦工業大学 | 24-14 | ◯ |
5/24 | 首都大学東京 | 8-20 | ✕ |
9/2 | 国際基督教大学 | 6-16 | ✕ |
2017年 秋季リーグ戦<3部リーグ> | |||
日付 | 対戦相手 | 結果 | 勝敗 |
9/30 | 横浜市立大学 | 18-14 | ◯ |
10/15 | 東京農工大学 | 16-0 | ◯ |
10/29 | 茨城大学 | 20-6 | ◯ |
11/12 | 東京外国語大学 | 17-14 | ◯ |
11/25 | 東京理科大学 | 23−28 | ✕ |
三部Cブロック第1位 |
2017年 入替戦 / 2部-3部 | |||
日付 | 対戦相手 | 結果 | 勝敗 |
12/16 | 関東学院大学 | 14-20 | ✕ |